1700万年前のハブ化石 アジア最古、岐阜で発見

  • 2005/02/02(水) 10:15:39

1700万年前のハブ化石 アジア最古、岐阜で発見
岐阜県瑞浪市の土岐川付近で、約1700万年前(中新世前期)の岩石からハブの仲間とみられるヘビの背骨の化石を、化石研究家が発見、研究論文が29日までに、ポーランドの専門誌に発表された。
 国立科学博物館の真鍋真主任研究官(古生物学)は「ハブの仲間としてはアジア最古の発見。本州では初めての発見だが、沖縄で見つかったハブの化石と骨の形に共通性があり、興味深い」と話している。
 化石を発見したのは瑞浪市の化石研究家楓達也さんで、三重県在住の教諭谷本正浩さんが分析、論文として発表した。
 谷本さんらによると、化石はヘビの背骨に当たる椎骨(ついこつ)で長さ約1センチ。ヘビの椎骨としては大きく、復元すると全長2メートルに達するという。

 
 最近は恐竜化石が発掘されるので手取層のことばかりが注目されるが瑞浪市からも新生代中新世の化石が多数出土している。以前は岐阜県で化石といったら、瑞浪か大垣市赤坂町の金生山(こちらは古生代ペルム紀)だった。
 恐竜化石と比べるとどうしても地味になるが、瑞浪からは、謎の哺乳類デスモスチルスなど貴重な物が見つかっている。
 沖縄に住む現生のハブは150万~170万年前に大陸から渡ってきたといわれているから、類縁関係にはないのだろうか。もっとも、東南アジアで発生したといわれるハブ属は、ベーリング海峡が地峡だった時代に北アメリカに入り、ガラガラヘビ属やアメリカハブ属に進化したらしいから、その北上途中だったのか。
 瑞浪市には「瑞浪化石博物館」があって、瑞浪から発掘された化石が展示されているほか、土岐川の河川敷を野外学習地として解放して発掘体験ができるようにもなっている。博物館の受付に申し込めば、誰でも体験できる。ただし道具類は自分で用意しなければならない。私も大昔のことだが、二度ほど発掘を体験したことがある。ぜひ一度体験されることをおすすめする。

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